エンジニアとマネジャー

three men sitting while using laptops and watching man beside whiteboard

今日、Twitterでこんなツイートが流れてきた。

今、自分が所属している組織でもEM、CTOを置く置かないみたいな話が盛り上がっていたりしたので少し開発組織のマネジャーについて改めて考えてみた。

優秀なエンジニアをマネジャーにするのは間違いか

これはよくある話。必要とする能力が違うのでできるエンジニアをリーダや管理職につけてもうまくいかないみたいなことは良く耳にする。

エンジニアリング能力だけをみてその抜擢をしたならそれは一か八かの賭けなので、たまたま適性があればうまくいくしなければ失敗するのは当然。

チームをまとめる役割の人が欲しい時に必要な人物像としては以下のようなことがあるのかなと思う。

  • 課題設定が適切にできる
  • 伝えたいことに対する言語化能力
  • 説得力のある発信力
  • 協力してやるかと思われるパーソナリティ、コミュニケーション力

課題設定や言語化をするときに、技術的なことを何も知らずに説得力のある情報発信をするのは難しいし、技術的な課題感などを適切に言語化できないと周りを巻き込んで何かを推進するのは難しい。

大体こういうことなのだろうと思っていて、さらにそこにいるメンバーのフォロワーシップとの掛け算でどの能力がどの程度必要とかが決まってくる。

なので、“エンジニアとして優秀”という言葉の定義にもよる。開発を推進するときに他のメンバーと課題を共有して、巻き込みながら推進するような動き方をできてい人なら適性があるのかもしれないし、なんでも自分で難しい実装やバグは片付けてガンガン開発できるようなタイプはマネジャーとしての適性はないかもしれない。

そんなのを求めたら超人しかできなくね?

マネジャーロールを1人に任せてよろしく、としたくなるところだがそれだと多分超人しかできなくて、そいう人材を自分の組織に探して採用するのは至難の技となる。

現実解としては、ある程度コミュニケーション力、言語化能力のあるエンジニアが数人チームでそのロールを分担するのが良いのではないかと考える。

例えば開発担当者が開発に集中できる時間を増やして生産性を上げるためには、マネジメントロールとして以下のようなことを計画してチームに落とし込み、チーム外に説明するみたいなことがあると思う。

  • 技術戦略的な課題、目標設定
  • 採用・育成の計画
  • アサイン計画
  • チームコンディションの把握(1on1 etc…)
  • PdMやチーム外の組織とのコミュニケーション
  • 情報発信(社内広報、技術ブログ etc…)

一人で抱えるのは無理ゲーなので、協力者を作ったりそもそも複数人で得意分野を担当するなどするのが良いと思う。不足している能力があったらその部分を補う採用とか育成をしましょうという話。

終わりに

最近、色々と考えることがあったのでポエムな記事を書いてみました。

そもそも組織ごとに置かれている状況もいる人も違うので何が正解とかはない話だと思います。

読んでいただいた方からは、いろいろなご意見・ご感想が聞けると嬉しいです。

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